花背の食文化

やまぶしりょうり山伏料理

山伏料理とは、修験道における山伏が厳しい修行に耐えうる栄養価の高い
その土地の自然の恵みだけで構成された料理を指し、薬食同源の役割も担っていました。

自然を神仏の世界と考え、自然と一体化し修業する「修験道」。

修験とは「修行得験」の略語で、深山霊谷に分け入り厳しい修行を行い験力を得、
衆生の救済を目指すことが目的の宗教であり、
山伏の食事には厳しい修行に耐えるだけのエネルギーが必要とされました。
その為、食材は植物性のものだけではなく、動物性のものも取り入れていました。

日本人は本来、自然崇拝の民です。
自然の恵みを受け様々な文化を創造してきましたが、この山伏料理もまさにそのひとつ。
そしてそれは現代の日本料理のルーツのひとつともなりました。

山は海と同様、生命の源であり、滋養の有るものが多く生息する場所です。
ここ花脊・大悲山においても、かつては山伏たちが、自然からの恵みを有難く頂き、
峰定寺を中心に盛んに修業を行っていました。

   

峰定寺門前の門前茶屋では、
ここ大悲山で修業した山伏達のエネルギーの源となったであろうお料理を、
現代風にアレンジした”山伏料理″をご提供しております。

大悲山にある日本一高い木「三本杉」と「峰定寺」を参拝して
自然を感じ、そのエネルギーを体内に取り込み、
そして食を通じて、山伏が活躍した古の修験道の世界を感じていただければ幸いです。

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